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1000年から1400年のブルゴーニュ公爵家の時代に遡るワイン造りの歴史を持つこのドメーヌは、ブルゴーニュ地方ポマールの先駆者となりました。17世紀に建てられたドメーヌは、1641年に建てられた井戸を中心に建てられ、ドメーヌのエンブレムとロゴマークになっています。
1793年にコステ・カルマルタン家が所有するようになって以来、このドメーヌのワイン造りの精巧さは、1900年にパリで開催された万国博覧会で金賞を受賞するなど、歴史の中で数々の賞を獲得。ポマールを代表する優良区画を複数所有しています。 ドメーヌは、コスト家、デブロワ家、シュノー家、ソルデ家と、今日に至るまで家族の女性たちの手によって受け継がれてきました。 現在、ジェロームとブノワ・ソルデの指揮下にあります。ジェロームとブノワ・ソルデの指揮の下、ドメーヌはブルゴーニュの伝統的な技術と現代的な手法を融合させた革新的なワイン造りを実践し、繁栄を続けています。 ジェロームの代に各畑の土壌調査を実施。土壌を生かした畑の個性を前面に感じさせるワインを目指し始めます。新樽率も10〜15%と低く「ブドウ由来のフレッシュなアロマと自然なタンニンの構造を大切にしたい」と考えています。 2014年にワイナリーに戻ったブノワの代にはブルゴーニュの伝統的なノウハウと環境への配慮を融合させ、干ばつへの抵抗力を高めるために、表面的な根の張り方を制限し、より深い根の張り方を推奨するなど、テーラーメイドの土壌管理に重点を置いています。加えて、選果と醸造管理の徹底し、フィネスに満ちたボーヌ・ルージュ、熟成に値する豊かさを持つポマール、驚くほどの深みを持つボーヌ・ブランとサン・ロマンを生み出し、高い評価を得ています。 2000年代中頃より除草剤の使用も辞め、HVE認定(フランス農水省が新たに始めた環境保全農業の認定)にも取り組みはじめています。
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