Category |
蔵元特約店 KISSYOの店長。
蔵元特約店 KISSYOの新米アルバイト。
店長〜! たしかにそう思っている方も多いね。でも、理解せずにそれを鵜呑みにしていると、好みのお酒に出会えるチャンスをのがしているかも!
え〜!それはなんだかもったいない…。
う〜ん、まだまだ「日本酒度」という言葉で甘さや辛さを判断されていることも多くあるだけど、そもそもこの日本酒度の数値は比重のことで、簡単に言うと水より重いか軽いかという判断でしかないんだ。 比重って高校生の時授業でやったような…。
日本酒が水より重い場合は日本酒度はマイナス、逆に軽い場合はプラスで表されているよ。
発酵が進めば進むほど密度が低くなり、液体が軽くなっていくんだ。
逆に言うと日本酒度が低ければ糖が多くアルコールが少ない…?
実は糖にもいろいろ種類があって、デンプンに近い糖鎖の長いもの(デキストリン)は、甘みを感じず、オリゴ糖やブドウ糖といった細かい単位に分解されて初めて甘みとして感じられるんだよ。
同じ日本酒度が+1のお酒でも、デキストリンが多くブドウ糖が少ないものより、デキストリンが少なくてブドウ糖が多いほうが甘く感じるってことか。 更に言うと、酸のあるお酒だと甘く感じにくくなったり、旨み成分の代表格であるアミノ酸の中にも、甘く感じるものや苦く感じるものなどがあるからね。 なるほど…あくまで日本酒度や酸などの数値は目安でしかないってことですね。
そのとおり。
だから「辛口」と言うだけで選択肢が狭まってしまうのってもったいないっておっしゃってたんですね。
辛口がなんで良いと言われるようになったか歴史にからめて知ると、より学びが深まるよ。
ありがとうございます!
比重や歴史とか、学生ぶりだったけどお酒についてもっと知れてよかったなあ。
そういえば日本酒って熱燗とか冷酒って聞くけど、温度でそんなに違いってでるのかなあ?
米ちゃん…なんてことを!
前の記事
日本酒の種類と違い
次の記事
日本酒の温度と呼び方
|