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最近は、街中やコンビニでもさまざまなクラフトビールを目にする機会が多くなりましたね。クラフトビール専門店なんかも多く出店しており、一度は行ってみたり行こうと思ったことがあるのではないでしょうか。 その時に、たくさん種類があって、何を注文したらいいのか悩むことはないですか?? 「IPA」とか「ペールエール」とか、何となく名前は聞いたことはあるけど詳しくはわからない方も多いのではないかと思います。 クラフトビールの種類と特徴を知って、自分にピッタリの1杯を探してみましょう! クラフトビールの種類まずクラフトビールのお話をする前にビール自体のお話をするのですが、ビールには発酵方法によって大きく分けて「ラガー」と「エール」の2種類があります。 ラガー発酵方法:下面発酵 エール発酵方法:上面発酵 ラガーのスタイルピルスナーピルスナースタイルのビールは世界中で最も普及しており、日本でも最も一般的なものがピルスナーになります。透明感のある綺麗な黄金色で、アルコール度数も比較的低めで、のどごしがよく、ごくごく飲めるのが特徴です。19世紀のチェコ(プルゼニ)が発祥なのですが、プルゼニ地方特有のミネラル分の少ない軟水を使用することで、透き通るような黄金色を実現しています。当時は黄金色のビールは珍しく「世界初の黄金色のビール」とも言われていました。今も販売している「ピルスナーウルケル」がピルスナーの元祖と言われています。 シュバルツシュバルツはドイツのバイエルン地方が発祥と言われているダークラガービールです。 ラオホラオホビアはドイツのバンベルク発祥のラガービールです。 エールのスタイルペール・エールペールエールの発祥は17世紀のイギリスと言われています。「ペール」とは「淡い」という意味があり、当時のエールスタイルのビールは濃色のものが一般的でしたが、それよりも色が淡いことからペールエールと呼ばれました。ピルスナーよりも上面発酵特有の香りと、しっかりとした苦味があることから、ピルスナーでは物足りないという方におすすめのスタイルになります。その後、アメリカでも人気が出て、アメリカ産のホップを使い、柑橘系の香りがするアメリカンペールエールも誕生し世界中でも人気が出ました。エールスタイルのビールを飲んでみたいという方にもおすすめです。 IPA(インディア・ペール・エール)今もっとも人気のあるエールスタイルのビールで、ホップの使用量が多く、ホップの強い香りと苦味が特徴的です。18世紀イギリスが発祥と言われており、当時イギリスの植民地だったインドまで輸送する際に、劣化することを防ぐために防腐剤の役割を持つホップを大量に入れ、アルコール度数を高くしたのが由来と言われています。ペールエールよりもしっかりとした味を楽しみたい方におすすめです。 スタウトエールスタイルにも黒い色のビールがあり、それがスタウトです。「スタウト」とは「強い」という意味があるのですが、一般的なラガービールよりもアルコール度数が高いことから由来しています。ロンドンで流行っていたポーターというビールをもとに、アイルランドのギネスビールの創業者のアーサー・ギネス氏によって考案されました。 ヴァイツェンクラフトビールには大麦の麦芽を使ったものが多いですが、小麦の麦芽を使ったものもあります。それがヴァイツェンです。苦味が少なくフルーティーな香りがすることから、ペールエールが苦手な人にも人気のスタイルです。ヴァイツェンはドイツの伝統的なビールで、ヴァイスビアと呼ばれることもあるのですが「ヴァイス」とは「白」という意味で、その名の通り「白ビール」の一種です。 フルーツビールフルーツビールは果実を麦汁に漬け込んだり、果汁を加えて作るビールのことです。ベルギーの伝統的なビールなのですが、日本でもその地域の特産の果実を使用するものも多く、お土産として見かけることも多いです。味わいは甘口なので、デザートとの相性も抜群です。 まとめ一言でクラフトビールと言っても様々なスタイルのビールがありますね。今からクラフトビールを飲もうと思っている方も、普段からクラフトビールを飲んでいる方もそれぞれの特徴や歴史を知ると、また違った楽しみ方ができます。自分に合ったスタイルのビールを探してみましょう。 |