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蔵元特約店 KISSYOの店長。
蔵元特約店 KISSYOの新米アルバイト。 秋に近づくにつれ、お客様から「ひやおろし」についてたくさん質問をいただくんですが、そもそも「ひやおろし」ってなんなんですか? ひやおろしは主に秋口にかけて出荷される季節限定のお酒のことなんだ。 えー!秋限定のお酒ですか、それはテンション上がる!
その美味しさに古来から「秋酒をもって最上とする」と言われるくらい格別なんだ。
そんなに美味しいなんて…!
まず、「ひやおろし」とは冬〜春先の酒造期に搾った新酒を一度火入れしてから、秋まで熟成させてから出荷する日本酒のことなんだ。
「秋あがり」と言われることもあるんだけど、これは夏を超えて”秋”を迎え酒質が向”上”したことをさすんだ。
なるほど!
搾ったばかりお酒で荒く角が立つように感じる部分が、火入れの後に酒蔵で夏を越すことで角がとれ、丸みと味わい深さの調和が感じられるようになるんだよ。
ひと夏の間に味や香りのバランスがとれてぐっと美味しくなるんですね。
昔は「蔵の貯蔵庫の中の温度」と「外気温」が同程度になるくらいがちょうどいい熟成具合になるということで出荷時期の目安だったんだよ。
お盆明けの8月なんてまだ夏なのに、もうひやおろし?ひと夏越してないじゃない。
という意見もあるのだけど、夏の気温がここ数年は異常
に高いので、見方によっては熟成が早まっているということも考えられるね。 なるほど…秋の行楽シーズンや月見酒にもぴったりですね! はーい!
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