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蔵元特約店 KISSYOの店長。
蔵元特約店 KISSYOの新米アルバイト。 店長、さっき倉庫で商品の整理してた時に気づいたんですが、日本酒や焼酎に賞味期限の記載がないのはなんでなんですか?
お、米ちゃん。いいところに気が付いたね! この「製造年月」ってお酒を搾った日ってことですか?
清酒の製造年月の表記は、基本的に「瓶に詰めた年月」が原則とされているんだけど、
ただ、近年は必ずしも瓶詰時期が記載されているとは限らなくって、こんな基準もあるんだよ! ふむふむ…(メモをとる)
例えば、 2019年12月に搾って瓶詰めし、 2020年6月に出荷準備が整った特定名称酒の場合 「2019.12」と「2020.6」 の2通りの表示ができるということなんだ。
そうなんですね! 瓶詰年月と出荷年月があるとわかりやすいですね!
そんなに焦って飲まなくてもゆっくり楽しんで飲めるよ。 もちろん、この期間を過ぎても美味しく飲めるけど、当然ながらお酒が出来てからは時間の経過とともに味わいがゆっくり変化していっているので、そこからは先は言ってみれば好み次第だね! へえ、なんだかワインみたいですね!
そうだね!ワインでは造られてから数年、ものによっては数十年置いて飲むことは当たり前だし、最近では日本酒でもヴィンテージを意識したお酒も増えているから、光(紫外線)が当たらなくて涼しい場所や冷蔵庫などで正しく保存されていれば、それほど気にしなくても大丈夫だよ。 日本酒ではフレッシュな味ものをついつい見てしまっていたんですけど、ヴィンテージ志向のものもあるんですね! 僕は酒屋さんで古い日付のお酒を見つけると逆に「どんなお酒に育っているんだろう」ってワクワクするんだ。 出荷されてすぐ買って飲むことは比較的簡単にできるけど、蔵元を離れてから熟成した日本酒を飲むって機会はまだまだ一般的ではないからね。
お酒が育つかあ。 そうだね…蔵の方針だったりお酒の銘柄でも異なるし、熟成は奥が深くてまだまだ分からないことだらけだけど、 個人的なイメージを伝えるとこんな感じかな!
これには温度も関係してきて、貯蔵温度が低くなるにつれてピークは右側に寄っていくよ。
「飲み頃は飲みたいとき!」って聞いて安心しました(笑)
そうだね、いったん開栓した日本酒は空気に触れて酸化が進むので、できれば1週間以内に飲んだ方が味わいの変化が少なくて済むよ。
ただ、お酒によっては、飲まれるまでの時間を意識して、意図的に早めに出荷している蔵もあるから、開けてから数日〜一週間ほど経ったほうが美味しく感じられるものもあるんだ。結局はそれも好みに左右されちゃうんだけどね(笑)
飲むだけでなく料理にも使えるなんて、便利ですね! それではおすすめを紹介するね! 生酒のフレッシュタイプ一般的なタイプのお酒しっかり長期熟成タイプどれも美味しそうですね!順番に飲んでみます!
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