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蔵元特約店 KISSYOの店長。
蔵元特約店 KISSYOの新米アルバイト。 もうすぐ年末年始だね。1年が立つのは早いなあ。
そうですねえ。テレビでも年末の番組がやってたり、おせちの予約がはじまったり…。 そういえば前回言っていた「御神酒」と「お屠蘇」って何が違うんですか?
たしかに覚えるまではややこしいよねえ。 簡単に言うと「お屠蘇」は元旦に飲むもの、「御神酒」は神事に飲むものだよ。 歴史やその意味合いをし知りながら覚えていこうか。
お屠蘇(おとそ)5〜10種の薬草を漬けた、縁起のよい御年酒「お屠蘇」は日本酒やみりんに山椒、防風、白朮、桔梗、細辛、乾姜などの5〜10種類の薬草を調合した屠蘇散を浸したもので、健康と家内の安全を願う御年酒として飲まれています。もともとは中国のもので、一年間の邪気を払い長寿を願って正月に呑む縁起ものとされてきました。 家族全員が東の方角を向き「一人これを飲めば一家疾なく、一家これを飲めば一里病なし」と祈りながら、年少者から年長者へ順に飲み進めます。 御神酒(おみき)神前にそなえ無病息災を祈るお酒
「御神酒」は、古代より神様への大切なお供え物の神饌には欠かせないものでした。 通常日本酒が用いられ、神事の最後に、参加者一同で神様にお供えし霊力の宿ったお酒をお下がりでいただくことで無病息災を願います。
違いがよくわかりました…! お屠蘇では銚子や盃、盃台、盆が一式になった「屠蘇器(とそき)」を本来は用いるんだけど、無いご家庭では手ごろな器で大丈夫だよ。
わあ、お手軽でいいですね! アルコールを煮切って完全に飛ばしたものもあるけど、器を傾けて飲んだフリをするのも大丈夫だよ。 はーい! さて、令和初のお正月に向けて、ちょっといいお酒でも奮発しちゃおう♪
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