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蔵元特約店 KISSYOの店長。
蔵元特約店 KISSYOの新米アルバイト。 米ちゃん、突然だけど「シャンパン」と「スパークリングワイン」の違いって知ってる? ん〜…どちらもシュワシュワしているワインっていうイメージしか…。 ハハハ、ちょっと難しかったかな?じゃあ先に「スパークリングワイン」について詳しく解説するね!
1気圧未満で微発泡の場合は、炭酸が入っているワインでも、スパークリングワインとしては認められないんだ。 スパークリングワインには主に5つの醸造方法があるんだよ。 01 瓶内二次発酵方式(伝統的方式) メトード・トラディショネル(Méthode Traditionnelle)伝統的な製法で、瓶内二次発酵をさせて作るスパークリングワインの製法。瓶内二次発酵とは、瓶内の酵母が糖を分解し、アルコールと炭酸ガスが発生、約2ヶ月間かけてゆっくりとワインを緩やかに二次発酵させ、発酵後も熟成、澱(おり)引きなど丁寧に行う。 この製法のスパークリングワイン一覧
02 シャルマ方式 メトード・シャルマ(Méthode Charmat)伝統的方式で最も手間のかかる瓶内での二次発酵から澱(おり)抜きまでのプロセスを簡素化し、大きな密閉耐圧タンク内で二次発酵をさせる方式。 大きなタンクに大量に流し込めるため、一度に大量に生産できることが魅力で、果実味はキープできるが、泡はやや粗い。瓶内二次発酵方式(伝統的方式)よりもコストを抑え、短期間での生産できる。 この製法のスパークリングワイン一覧
03 トランスファー方式 トランスファー・メトード(Méthode de Transfert)「伝統的方式」と「シャルマ方式」の間で、瓶内二次発酵方式の澱(おり)抜き、熟成までをさせたら、ワインを澱ごと瓶から大型タンクに移し替え、タンク内で濾過(ろか)、糖分を含んだリキュールの添加(ドザージュ)を行う。 この製法のスパークリングワイン一覧
04 リュラル方式 メトード・リュラル(Méthode Rurale)別名「アンセストラル」とよばれ、発泡性があまり強くないものが多く、ペティアンの多くはこの製法。 この製法のスパークリングワイン一覧
05 炭酸ガス注入方式 ガゼイフィエ(Gazéifié)アルコール度数が一般的に9〜15%のスティルワイン、非発泡性の赤ワイン、白ワイン、ロゼワインに炭酸ガスを注入して、人工的にスパークリングワインに仕立て上げる製法。 泡のキメが荒く、すぐにガスが抜けてしまう特徴があるが、泡の品質は原酒の持つタンパク質、多糖類、ガス圧に左右され、原酒の品質がスパークリングワインに向いていれば、注入式であっても、泡が細かく泡持ちが良い高品質のスパークリングワインにもなる。 この製法のスパークリングワイン一覧
これまでのまとめ
1
スパークリングワインは炭酸が入っているワインの総称。
2 醸造方法は大きく5つある。
次にシャンパンの説明をすると、実は「シャンパン」も「スパークリングワイン」のひとつなんだよ。 「スパークリングワイン」の中でも、フランスのワインに関する法律(AOC法)で定められている厳しい基準をクリアしたものだけが「シャンパン」を名乗れるんだ。
※そのほかにも、アルコール度数や熟成期間など、厳しい条件がある 造られる地域も決まっているんですね! 実は、スパークリングワインは製造された国によって名称も異なるんだよ。 スパークリングワイン
セミスパークリングワイン
ふむふむ…とっても勉強になりました! そうだね。スパークリングワインの特徴である“泡立ち”が目立たないから、数は少ないけどロゼや赤もあるんだよ。 スパークリングワインって実はとっても奥が深いんですね…早速飲んでみたくなりました! スパークリングワインは贈り物やパーティーなど、特別なシーンにはもちろん、お酒が苦手な人も飲みやすいから普段の食事にもおすすめなんだよ。
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