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雑賀 吟醸酢 300mL
1908年に食酢製造で創業した九重雜賀。創業者の雜賀豊吉さんが「より良い食酢を製造するには、主原材料である酒粕から一貫して製造すべきである。」という考えから、1934年に清酒製造を開始。
その考えと夢を引き継ぎ、食酢の製造元として「より良い酸を食卓へ」をコンセプトに製品造りを行っています。 こちらの食酢は、自社で製造した「雜賀 純米大吟醸 山田錦50」の酒粕を1年以上熟成させ、さらに純米酒を加えて30石の大木桶で120日以上「静置発酵」させた、清酒と食酢をつくる蔵ならではの極上の本格赤酢(米酢)です。 素材を引き立てる、上品でまろやかな味わいが特徴です。 赤酢とは? お酢は酢酸菌という微生物が、お酒に含まれるアルコールから酢酸を作り出すことでできますが、そのお酒に使われる原料は様々で、穀物(小麦、お米、コーン)であったり、果実(リンゴ、ブドウ)であったりします。 そんなお酢の中でも、赤酢は清酒を製造する過程で出た酒粕をさらに長期間熟成してから醸されるお酢で、醸造に時間かかることから高級なお酢として重宝されています。 ちなみに赤酢の発祥は江戸時代で、ちょうど江戸で寿司が流行したのもこの頃からと言われています。 静置発酵とは? 酢酸菌は好気性(酸素がある環境を好む)の微生物の為、醪の表面の空気に触れた部分でのみ発酵をします。昔ながらの静置発酵は言葉の通り数ヶ月かけて自然に発酵が進むのを待ちます。ですがその間の温度管理をしっかりとしないといけないため、手間と時間が掛かります。また、時間をかけて発酵・熟成を進めることで様々な成分が醸しだされるため、その分まろやかでツンとしない旨みのしっかりしたお酢になるのが特徴です。 静置発酵とは別に、速醸法(全面発酵などとも言います)という手法では、強制的に空気を循環させることで発酵を数日のうちに完了させるものもあります。こちらはキリッとした酸が特徴でスッキリとした味わいになります。短期間で大量に製造できるので、安く買えるという利点もあります。 それぞれ特徴が異なるのでお好みや用途によって使い分けれると良いですね!
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