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【箱入】くどき上手 鑑評会出品酒 720mL 播州山田錦35
審査の内容は年々時代と共に変化しており、以前はカプロン酸エチルというリンゴのような香りをいかにきれいに出すか!と、香りが穏やかなものはそもそも評価が低い印象に感じていましたが、最近は先に機械で香りの濃度を判別し、濃度の近いもの同士を区切ってでの評価、香りの穏やかなものでも味わいが美味しければ評価されるなど、より公平で香味バランスの良いものへと変化してきているようです!!
香りが穏やかなものでも評価されるとなると、入賞への競争率は更に激化することとなります。 さらに、これまでとはだいぶ違う様式での審査となったことが、一つのキーポイント! 出品酒をスポイトでプラカップに移し、そのお酒を評価する方法になったこと!!酒器で香味が変化することからも、例年の利き猪口とは異なる結果となったかもしれません!(個人的には結構波乱が起きたと思っています。) 市販酒を出品する蔵が増えてきていますが、今後の鑑評会もこの手法での審査となると、「プラカップで飲んだ時に美味しく感じるお酒」という設計をする蔵元も出てくるのか?? くどき上手のフラッグシップとして名高い「命」は1800mLで2万円。鑑評会出品用に特別に斗瓶で囲ったさらに一番良いものと同じ手法で醸されたこのお酒は、その片鱗を垣間見ることができます。 華やかで透明感のあるフレッシュな青りんご様な果実の香り、艶やかささえ感じさせる綺麗な甘さとバランスとキレを備えた酸、後半のスッと消えゆく儚さと余韻は「逸品」という言葉がぴったりのお酒です。 ![]() ![]() ![]()
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