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よこやま SILVER 7 ピンク 純米吟醸 720mL
明治32年酒税法が整備され、免許制になり、明治35年に壱岐島は、焼酎蔵38蔵、日本酒蔵17蔵ありました。
今では、焼酎蔵7蔵(8蔵免許)、日本酒蔵2蔵(両蔵共に製造していない)があります。 重家酒造でも平成2年まで日本酒を造っていましたが、杜氏の高齢化によりやむなく日本酒造りを休止。それ以降壱岐島での日本酒の製造は途絶えてしまいました。 しかしながら、蔵元の太三(たいぞう)さんは『将来壱岐島で日本酒蔵を復活させたい』という強い想い(夢)を胸に、2014年から山口県の人気蔵元、澄川酒造場さんに修行を兼ねて、横山さんが泊まり込みで酒造りを開始。全ての作業を自ら行い、出来上がったお酒は「横山五十」としてリリースされていました。 そして2018年5月、遂に新日本酒蔵「横山蔵」が壱岐島に完成!!28年ぶりに壱岐島で醸された清酒がこの冬に再び産声を上げました!! よこやまSILVERは、純米吟醸の酵母違い。 ピンク色は協会7号酵母を使用しています。 注ぐと落ち着いていますが、程よく熟したバナナのような甘い香りに厚みを与えるように奥にオイリーさがあり、しぼりたてのフレッシュさも感じられます。 含むと、発酵由来のガスが一瞬苦さのようにも捉えられますが、すぐさま舌になめらかで心地よい甘さが感じられ、やさしいアタックですがジューシーな酸がゆっくりと広がります。飲み込んだあとは新酒らしい若干の渋を感じ、舌全体に淡くじんわりとした余韻が長めに残ります。 うんちくなど関係なしに素直に美味しく、澄川酒造場で修行された成果というのが素晴らしい形となって表現されています。
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