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富美菊(ふみぎく)酒造は1916年(大正5年)創業、2016年には創業100周年を迎えました。
現在の蔵元である羽根敬喜(はね けいき)さんは大手発酵メーカーに勤めたのち、実家を継ぐため富山に戻り、酒造りの世界へ。 当時の一般的な酒造りは、鑑評会での受賞歴も多いベテラン杜氏が行っていましたが、品評会用の酒と市販される酒には造り方に大きな違いがありました。 市販酒こそを美味しいものに!と思った羽根さんは、あるとき「全ての酒を、大吟醸と同じ造りでつくる」ことを決意。この発想は、杜氏の大反対に合いますが、それを自ら蔵に入って酒造りを行うことで説得したそうです。 ベテラン杜氏からで酒造りの工程を学んで技術を引き継ぎ、現在は蔵元杜氏として地元の蔵人とともに酒造りを指揮しています。 限定製造の特別酒「羽根屋」の誕生 富美菊酒造では現在、「富美菊」と「羽根屋」の2つのブランドを展開していますが、限定製造の特別酒「羽根屋」は古くからの屋号で、このブランドには「翼が飛翔するが如く、呑む人の心が浮き立つような日本酒として存在したい」という願いが込められています。 羽根屋の日本酒は、日本の名水百選にも選ばれている富山の名水・常願寺川水系の天然水を用いて造られます。そして、少量単位で手間のかかる限定吸水による原料処理に加え、箱麹・蓋麹による丁寧な麹処理も、最高級の吟醸酒のみで用いられる手法を全ての酒で実施。 年間を通じて酒造りを行うため、完全冷房管理をした部屋の中で醸造し、搾りの工程でも、タンクでできるお酒の中間部分に当たる、「中汲み(中取り)」という最も品質の安定した部分のみを羽根屋で用いています。 このように「羽根屋」ブランドは非常に手間のかかる酒造りを行っているため、製造量が限られますが造り手が最高品質のお酒を生み出すために情熱を込めて、丁寧で、真摯な取り組みを日々進化させ続けています。 そんな取り組みが評価され、「ワイングラスでおいしい日本酒アワード」でも連続受賞、さらには世界最大規模のワイン・酒のコンペティションである「インターナショナル・ワイン・チャレンジ」のSAKE部門で、2年連続ゴールドメダルを受賞、フランスの日本酒品評会「Kura Master 2018」で最高賞のプラチナ賞を受賞するなど、世界からも注目を集めています。
1,600円(税込1,760円)
「夏の夜空を彩る煌びやかな花火」のイメージを表現したお酒。綺麗な香りは含んだ時に花開くように広がり、フレッシュな甘さと優しい旨みに包まれます。
1,891円(税込2,080円)
リンゴ系の透明感があり軽やかに上立つ香り、含むとより一層広がる果実味。そこから一歩引いたところで感じる旨みはハイが進む美味しさ!
3,273円(税込3,600円)
羽根屋ブランドの為に「中取り」した贅沢な大吟醸。透明感のある上品な果実のような香りで後半はキリっとした抜けのよい味わい。よく冷やしてお召し上がり下さい。
3,255円(税込3,580円) 2,500円(税込2,750円)
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