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玉川 純米 ひやおろし 1800mL 北錦66
玉川のひやおろしは、例年自然仕込みの山廃純米酒としてリリースされ人気を博してきましたが、丸3年の熟成期間を経た火入れバージョンの「ビンテージ」ですらまだ若さが残るくらいなので、以前より杜氏のハーパーさんはひと夏を越しただけの8ヶ月の熟成ではまだ硬さがとれていないことをずっと気に掛けていたそうです。
そこで、ひやおろしという“造ったお酒を翌秋に出荷する”というところから、秋の段階で“美味しく飲める”ことが重要と考えた結果、若いうちから口当たりの滑らかな本醸造タイプに切り替えたというわけです。 26BYに試作したものでは旨みのしっかりした味わいと飲みやすさが狙い通りに出ていることが確認できたのでこの度商品化。 そこからさらに進化し、2019BYは”速醸もとで造る純米酒”に規格変更!これまでにないスペックで醸されたお酒は新しい玉川としてお楽しみいただけます。 香りは穏やかで、うっすらと感じる熟成の心地よい甘い香りの奥には酵母由来の熟したフルーツの香りを感じることが出来ます。含むと、玉川にしてはややスマートなアタックで、柔らかい甘みを地に足が付いたような腰のしっかりとした酸が受け止め、若干の若さを見せながらも滑らかなタッチで流れていきます。余韻は短めですが最後に一瞬ミネラル感のようなキュッとした渋があるので、お燗にして開かせるも良く、開栓後ゆっくり楽しめる1本になっていると思います。
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