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翠玉 純米吟醸 1800mL 両関
創業は明治7年(1874)。明治から大正、昭和、平成にかけ個人商店から「合名会社伊藤仁右衛門商店」へ、そして「両関酒造株式会社」へと成長。
秋田県南部は、広大な平野が広がり良質なお米を生産することで有名な土地柄です。 栗駒山系から脈々と流れ出る水が皆瀬川をせせらぎ、名水百選「力水」となり、また、両関の仕込み水となります。 創業以来の「人の和によって生まれ、人の和を醸す」「品質第一主義」というポリシーを堅持しながら、酒造りを行っています。 最盛期は2級酒を中心に昭和40年代に4万石製造していたが、清酒全体の消費が減少しつつ、特定名称酒の人気が出てきた所で、量産型から少量高品質型へと勝負を掛けた銘柄が「花邑」と「翠玉」です。 花邑はリリース以後、十四代で有名な高木顕統(あきつな)氏が異例の技術指導(監修)しているという触れ込みで一気に知られることとなりましたが、製造量が限られるため中々見かけることのできない銘柄の1つです。 花邑が単一の酒米にフォーカスを当てた一方、翠玉は花邑と同様に醸されますが、使用するお米の幅を少し広げることで比較的手に取りやすい流通を実現しています。 優しくひろがる上立ち香はマスカットやラムネを思わせ、含み香は甘み豊かにフローラルでエレガント。甘美な花の蜜のような印象も微かに感じます。全体的にスマートな印象でより食中に向いたタイプです。
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