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博多から高速船で1時間ほど、玄界灘に浮かぶ壱岐島。古代より日本と大陸を結ぶ架け橋として栄えた地。神道発祥の地とも言われ、神社の数は大小合わせると1000社以上あります。
長崎県下で2番目に広い穀倉地を有する壱岐。古代より稲作が盛んで、豊富な穀物と良質な地下水を原料に清酒文化が発達し、多くの農家ではどぶろくがつくられていました。 大陸から蒸留技術が伝わったのは、室町時代から安土桃山時代にかけて(16世紀)。江戸時代(17世紀)には、平戸藩統治下の重税のため、島民は米でなく麦を主食としていました。その余った麦を蒸留した自家製の焼酎と、米麹を融合させたものが、壱岐の麦焼酎の原型です。日本独自の酒づくりの特徴である米麹を使い続けたところに、島民の誇りが表れています。 米麹の甘みと麦の香りが広がる壱岐の麦焼酎。500年の歴史に磨かれた伝統的な製法が認められ、1995年にはWTO(世界貿易機関)のトリプス協定によって「地理的表示」の産地指定を受けました。同じ原料や製法であっても、壱岐でつくられたものでなければ「壱岐焼酎」と名乗ることはできないのです。 世界的に見ても産地指定を受けた酒は数少なく、ウィスキーはスコッチ、バーボン。ブランデーはコニャック。ワインはボルドー、シャンパーニュなど。壱岐焼酎は世界に認められた、日本を代表する蒸留酒です。 壱岐の蔵酒造は、1984年に島内の6蔵が集まって壱岐焼酎協業組合として設立。2010年に壱岐の蔵酒造株式会社として社名・組織変更しました。 蔵は港から車で15分ほど内陸に行ったところにあり壱岐島での観光コースにもなることが多いとのことで、日曜日でしたが観光バスが次から次へと乗り入れ、多くの方が蔵を見学、試飲してお酒を買われていました。 壱岐焼酎は米:麦=1:2の割合で仕込みます。
5,000円(税込5,500円) SOLD OUT
ラムレーズンを思わせる高貴な甘い香りと、口に含んだ瞬間から広がるウッディーでスモーキーな味わい
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