◆新酒コレクションとは?

テーマは、「クラフトマン多田」のグレードアップと可能性。 酵母選定・醸造および蒸溜設計もゼロベースで創り込みを行い、定番品の更なる進化に繋げていきます。 ラベルは、油彩、版画、立体など、ジャンルを超えた創作活動を続けられている日本を代表する芸術家「塚本 猪一郎」氏の作品。

天盃を語るうえで欠かせないのが「単式２回蒸留」
通常、本格焼酎は単式1回蒸留なのですが、求める香味のため、手間もコストも掛かる2回蒸留を行います。それにより「濃縮味」と「スムースさ」が付与されるのです。
蔵元曰く『本格焼酎の品質の差は6割近くが蒸留』ということで、世代を超えて半世紀以上の歳月を掛けながらオリジナルの蒸留器を開発。今では、蒸留の設計によって料理に合わせる酒質が決まることが分かってきたというので面白いです！

蒸留を極めつつも、醪に無い香りは蒸留によって引き出すことはできないため、そこから更に醸造法への改良に取り掛かります。
焼酎というジャンルの垣根を超えて様々な試験醸造行い、現在は一般的な焼酎仕込みより清酒に近いスタイルで仕込まれています。

今回のお酒は定番「スパニッシュオレンジ」の原酒の別誂。
2021BY で最も完成度の高かった 1 仕込み分を、本格焼酎の範囲ギリギリであるアルコール度数 44 度で瓶詰！

今回のテーマは、「定番スパニッシュオレンジ」と「BAR シーンでの可能性」。

「定番スパニッシュオレンジ」では、蔵元おすすめの飲み方で、お客様の SNS 投稿でもダントツに多いのがソーダ割り。この「ソーダ割り」でスパニッシュオレンジの最高峰をお客様にお届けしたいという想いで商品化されました。
度数が高いため炭酸水を増やすことができ、25 度よりも味わいや香りを堪能いただけます。

もう 1 つのテーマ
「BAR シーンでの可能性」
先日、予約で即完売してしまった「アイボリーブラック」と同様に、BAR シーンでの可能性も追求したいという考えから。
スパニッシュオレンジは、塩や酢醬油を使う料理と寄り添い、旨味を引き出すため、カクテルの場合だと、柑橘を使用するソルティードッグやモスコミュール、ジントニックのような柑橘を加えるカクテルでも、今までにない全く新しい体験が楽しめます。
五代目の特におすすめは、「ソルティードッグ」です。副材料グレープフルーツのクリアな酸味、グラスのフチにつける塩の甘味や旨味が、ぐっと引き出されて格別に仕上がります。