Category |
宮里酒造場の創業は戦後間もない1946年、那覇市の南部小禄の地にある酒造所です。
約20年間、小売をせず同業者や酒造協同組合への桶売りを専門に行っていた時期があり、「幻」の酒と呼ばれていましたが、 三代目の宮里徹さんの手により1997年に二度目の産声を上げました。 春雨という名前の由来は『春は希望、雨は恵み』というところから。 戦争で沖縄はすべてを失い、何も残らなかったけれど季節だけは絶えず訪れ時を刻みつづけていた。 そんな中で泡盛を造り始めるときに、希望と恵みがこの地に再びもたらされることを願って名づけられました。 現在の代表・宮里徹さんが蔵に入った当初は、勘と経験で培ってきた酒造りを行っていたため、再現性に乏しかったそうです。 徹さん曰く「正直なところ、いいお酒ができても、そのお酒と同じ味わいは二度と作れないでいました。変な話しですが例え美味しくないお酒ができたとしても。。。」とのこと。 そんな状態を一刻も早く抜け出すために、製造工程のあらゆるデータを記録し、研究を重ねながら再現性のある泡盛造りを行ってきました。 その結果、今では自分の思った酒質に到達するのにかなりの確率で着地できるようになったと言います。 「量より質」にこだわる姿勢の為、 市場に出回る量が非常に少ない春雨。麹の破精具合で味わいを変化させたり、最近では新酒にも関わらず泡盛独特の熟成感を纏ったようなものも造れるようになって益々美味しさに磨きが掛かっています。 飲まれるシーンまで緻密に設計されて造られる春雨は 「古くも香り高く、つよくもまろやか、辛くも甘い酒…春雨」 として今日も泡盛ファンを魅了し続けています。 沖縄国際海洋博の際には、「皇室献上酒」として献上され、さらには沖縄サミットの際には首里城内で催された晩餐会にて各国の貴賓に泡盛が振舞われましたが、この晩餐会に振る舞われるお酒を決める ブラインドテイスティングで行われた選考会にて、春雨は見事トップとなり注目されました。
1,018円(税込1,119円) 5,000円(税込5,500円) 2,000円(税込2,200円)
|