松本酒造

純米酒へのこだわり

米がもたらす上品な美味さと後口のキレの良さが生きる純米酒こそが、清酒本来の味を最も味わうことができる酒である、という考えから、純米酒だけを醸す蔵です。

手作りの味を最新技術で

コメを大切に扱うことを基本に、最新の技術を取り入れた原料処理システムを開発。
熟練の杜氏の経験を十分に活かしながら、使用するコメや水、環境に合わせて機械による正確な制御を行なっています。

蔵人たちの熱意

酒造りの熟練技術を正確に後世に伝えるために、若い蔵人たちの養成にも力を入れています。
酒造りの根底にあるのは、あくまでも人の力であり、技術であり、熱意なのです。

京都の中でも伏見が銘醸地として栄えた理由の一つに良質な水が大量にあることが挙げられます。
日本酒を仕込む際には、お米の使用量の約20倍もの水が必要となるので、あまりにも使い過ぎてしまうと、地下水が枯渇してしまう危険もあります。
日本には名水と言われているところが各地にありますが、その量が十分でないため日本酒造りが盛んになっていない場所もあると言われています。
「澤屋 まつもと」はその良質な水をベースに、良質なお米の旨みを生かした酒造りを行っています。

コンセプト

◼️透明感
優しさの中にシャープで突き抜けた透明感。口の中で料理とお酒が出会った瞬間の一体感を実現
◼️旨み
コメの旨みに奥行きと幅、懐の深さを感じる強さが料理の旨みを増幅させる。様々な料理に対応するために奥行きのある旨み。
◼️爽やかさ
心地よいガス感。舌の上に心地よく刺激する酸味と余韻が次の一本につながる。

良質な原料からしか出せない旨さを求め、原料のお米は富山の南砺、兵庫の東条、岡山の赤磐など、品種によって最も適した山地から取り寄せています。
京料理の出汁をイメージさせる良質な水に、ナチュラルにお米の旨みを引き出した味わいは、幅広い料理とも合わせることのできる“食中酒”という言葉がぴったりのお酒です！

守破離以上のお酒に関しては10kg単位で手を使っての洗米、甑も木製のものを導入、麹米は全てこれを使って蒸します。
低温下で上槽（絞った）後はナチュラルな状態のまま瓶詰め、瓶燗火入れを行い、3℃の冷蔵庫にて出荷まで貯蔵されています。

日出彦さんが退社され、2021年からは社員杜氏を中心に酒造りをしています。